KOTOKO LIVE TOUR 2005 “硝子の靡風”東京1日目ライブレポート

oriskany2005-09-11


 という訳でセットリスト&独断と偏見による感想。記憶が頼りなので間違ってるかもですが、その点はご容赦を。
 色々とケチも付けてますが、これは小中高大とホルンに青春を捧げ一時はプロも目指した私に染み付いた習性、あるいは業と思っていただければ幸いです。大体リテイクが効くCD収録と違ってライブは本番一発勝負な訳で、完璧に行く方が奇跡です。技巧的な完成度も大事だけど、それよりもやっぱり生音の迫力とリアルタイムのノリ、それがライブのキモだと思っております。その点では、非常に楽しい良いライブだった、と重ねて申し上げておきます。
 以下、まだツアー未終了につきネタバレ警報。

1.RETRIVE
2.Meconopsis

 かっこいい。オープニングにちょいダーク目の曲を持ってくるのはこれまでのライブでの「Suppuration」「Re-sublimity」と同様。緊張感が出てピッと気分が引き締まります。

(挨拶)
3.agony

 やっとライブで聴けた。打ち込み→バンドアレンジは良好。いい感じ。
 が、ライブ初演が遅くなった理由が解ったような。つまり、キーが高くて辛いって事なのか? 曲調的にはもっと後のほうが合う気がする曲だけど、ここに持ってきたのは間にマッタリした曲を挟んで負担を減らす作戦と見た。想像だけどね。
 そんなこんなで、ピッチ(音程)が怪しかったのが残念。これまでのライブでも決まって序盤が崩れ気味だったから、これはもう「癖」なのかな。できれば要改善。
 あとコレに限らず今回、全体に音程のズレが目立ちました。また従来では修正できていたソレが曲を経るごとに顕著になって行きましたし、KOTOKOタン自身の調子は必ずしも良くはなかったかと思います。お疲れか。バックを含めても、いわゆる音楽としての「縦の線」がズレること多々でした。ま、ライブですからこういう時もありまさぁね。

4.ため息クローバー

 今回の「ライブで化けた曲」筆頭。次点は「ささくれ」。ヘドバンする事になるとは思わなんだ。

5.β-粘土の惑星-
(MC#1)
6.硝子の靡風
7.went away (PrincessSoft「夏色の砂時計」OP/'02)

 事前にセットリスト見て、メジャーオリジナル作の間のここに、この曲、というのがピンと来なかったんですが、聴いてみて納得。「硝子の靡風」の後に持ってくるにはピッタリな曲です。よく合ってます。このセットリストだと何を持ってきても「硝子の靡風」が浮いたかと。いやそれ以前にあのアルバム自体「硝子の靡風」が周りから浮いt(ry

(MC#2)
8.琥珀
(MC#3)

 MC、どこで何を喋ったかがかなりおぼろげなので、とりあえずまとめてぶっちゃけて箇条書き。聞く限りでは、MCの内容自体は大阪名古屋とほぼ変わらない様子。

・東京初日はFC枠で完売。(?収容人数が2000ちょいだから、地方合わせてFCは全部で4000人程度か)
・「β-粘土の惑星-」は、本来「羽」用に作って没になった曲。「硝子の靡風」で復活し、これで1stライブのツアパン付属CDの曲はめでたく全て一般セールスCDに収録。(おそらく「Suppuration」も同様で、“神”的なあのCD自体没作の「もったいない」対策だったんでしょうね。「Suppuration」、大好きだけど確かに「羽」に入れると浮くかもね)
・学生時代、交換日記やってました。交換日記推奨宣言。マジお薦め。(……それは……)
MacユーザでWinのゲームはほぼ非体験、やっとPSでできたのが「went away」。OPは聴けた(笑)が難しくて途中で止まっている。(メインの仕事が18禁絡みである事に触れたのは始めてかも?)
・ゲーム経験、反射神経系はまあまあ、しかしじっくりやり込むタイプのゲームはやや疎い。そちらはから揚げ君が担当。サッカーゲームで徹夜したりみんな集めて対戦したり。(ウイイレかな。ともかく、もう寝なさーい)
・最近はPSPで「もじぴったん」などを嗜む。PSPが「プレイステーションポータブル」の略だと最近知った。
高校野球ファン。祝・駒大苫小牧連覇。最後にケチが付いたけど(苦笑)。
・そんなこんなで野球少年に憧れてたりしていたが、学生時代は放送部。その時の体験を元にして描いたのが「琥珀」だそうな。(……ほう?)

9.We Survive (戯画「V.G. NEO」OP/'03)

 戯画、ゲーム自体は微妙としてもKOTOKO/I'veに協力的なのはありがたい所。次のライブは「Fatally」をおながいします。

(ハリー吉田ドラムソロ)

 空中浮揚(笑)。さすがにまばらにはなってきたけど、みんなドラムソロで手拍子は止めなさいって。ドラマー次第でテンポがどんどん変わるから、絶対に合わないヨー。

10.Suppuration -core-

 -core-じゃない原版を含めれば、「覚えてていいよ」「Short Circuit」と並んでライブ皆勤賞。さすがにこなれてます。

11.ささくれ
12.Re-sublimity
13.Princess Brave!

 あ、いかん!いきなり始まったもんで前奏で反応できんかった!
 感涙。いい曲だよなあコレ。痺れるほど可愛くて、カッコいい。曲がノリノリなのはもちろん、詩が、詩が!
 間奏の「Yeah!」、ここで跳ばずにどこで跳べと!俺は跳んだぞ!
 むー、曲を知らない人が結構いたっぽい。再戦希望。

14.覚えてていいよ

 拳突け!ヘドバンだ!
 このくらいTMGEじゃ日常茶飯事だ(った)ぜ!おまけにダイビングも付いてくる(きた)ぞ!
 拳は裏打ちじゃねえ!連打ちだ!サイリウムに頼るな!そこでバテてる奴、上腕二等筋の鍛え方が足らーん!ふざけるな!タマ落としたか!

 ……ぜえぜえぜえ。もう少し年寄りを労わってくださいKOTOKO殿。いやー、何つう凶悪なラストの3連荘。完全燃焼。



(アンコール#1)
(メンバー紹介)

 同様に覚えてるところ、箇条書きで。
・ハリー吉田のドラムソロで、ワイヤーアクションはDVDになればもう一度見られる……という事で「D・V・D! D・V・D!」コール。これをあんな大人数で大っぴらにやるってのもそうそうないだろ。あー楽しかった。
・周知の事実ですが、ドラムソロの最中は着替えタイムとの事。武道館の会見といい、早着替えへの執着には並々ならぬものを感じます(笑)。FC限定で着替えDVDなんて発言も……貴女、それは。いやぶっちゃけ見たいけどさ。けどさ。
・「から揚げ」コール、見事な統制でリベンジ成功。そりゃ3回目で、しかも前回「揃ってない」とダメ出しされちゃあね。意地でも。から揚げ君「気持ちイイ〜」。

E1.ねえ、…しようよ! (きゃんでぃそふと「姉、ちゃんとしようよっ!2」OP/'04)
(MC#4)

 おっけーおっけー!
 無念。ややノリ切れなかったように感じました。ノリの良さで言えば前回の「らずべりー」が上回った。
 プリブレの件にしろ、やっぱり、メジャー以後のファンが増えてるのを強く感じます。そうなると、ライブでのエロゲ曲は知名度が問題になるでしょう。だからガールズコンピをガシガシ出せと。あと「Short Circuit2」をと。
 このゲーム、要は姉萌えゲーム。詩を書く際、その姉側への感情移入はさすがにできんなあ……ということで、例の野球少年に憧れてた経験でそういう詩にしたら「そういうゲームじゃないんで」とダメ出しを食らったとか。……笑う以外にどうすれば良いやら。
 あと実は彼女、本当に「姉」で弟さんがいるとの事。10日は法事で、その弟さんから「遅れる」という電話が来たが「いや、私もライブで行けないんだけど……」と、そんな会話をしたばかりだそうな。法事欠席の理由が「ライブ」ってのも剛毅ですな。

 今回、特筆すべきはMC。ノリが良くて面白かったです。相変わらず噛むけど(笑)、やっぱり場慣れしてきたんでしょうね。そして内容はどんどんぶっちゃけた方向に。いや、まことに結構。うはは。

E2.Short Circuit

 アンコールの定番、今回はラス前で。海パンのタンク持ちにワラタ。
 新型武器、パワーがまだ足りなかったか?浴びれませんですた……しかし自分、ライブ3回目にして「Yes!Yes!Yes!Yes!」の所のコール、間違えずに出来ました!やっと……
 ちなみに巨大風船、東京1日目は4個中2個生存。

(アンコール#2)
E3.421-a will

 ラストを「Short Circuit」ではなくこちらにしたのは大正解。熱狂ではなく、爽やかに終わるアンコール。泣けました。ちょっとね。

 次のライブは多分、新アルバムなり何なりが出てレパートリーが増える来年になるんでしょうね。
 皆様、お疲れ様でした。