速報は邪魔っけだが今回は許す
ユーロ2006準決勝atヴェストファーレン ドイツ 0 - 2 イタリア イタリアの得点:119minファビオ・グロッソ 120minアレッサンドロ・デルピエロ
事が事だけに。 いやー面白かった。両者互角、どっちも良かった。勝敗を分けたのはわずかな差でした。
前半はイタリアペース。ドイツのプレスはそれほどキツくなく、イタリアも基本的にDFで跳ね返す。どっちも後半勝負と見て消耗を控えたのと、決勝を見越してカードを貰うのを恐れたんではないでしょうか。あるいは、イタリアにベタ引きさせないためにあえて攻めさせたとか。そんな訳で、押すイタリア、返すドイツでお互いに適度に隙ができ攻守の切り替えが速く、よく噛み合ってました。イタリアは一貫して裏一発狙い。DFのラインコントロールがドイツの弱点と見たんでしょう。 後半に入って、ハーフタイムで修正したのかドイツがギアチェンジ、ドイツペースに。イタリアがペースを落としたようにも見えましたが、前半の勢いが何となく残ってたのか戻りが遅い上、カモラネージが徐々に微妙になってきてドイツがボールをキープ。何度も決定機が。ここで何度もどフリーだったのに決められなかったのがなぁ……。 シュバインシュタイガー、オドンコルが入って、後半終盤から延長に入ってドイツがサイドから崩すも、イタリアは中央を締めて崩れない。オドンコルは脅威だったけどシュバインシュタイガーがイマイチだったかも。ノイビル投入もちょっと遅かった。
審判はあからさまにドイツ寄り。イタリアにとっては相当神経をすり減らす戦いだったでしょうが、お見事でした。PK戦は嫌だったのは間違いないでしょうが、またも終了ギリギリで決めるなんてどこのマンガかと。生デルピエロゾーンが見られたのは眼福。グロッソにせよ、レーマンが触れない所に蹴りこんだのは流石です。MOMはカンナバーロ。
何よりですね、決勝に望んでイエロー累積で欠場する奴がいないってのが素晴らしい。ガットゥーゾがイエロー貰わなかったのは奇跡だ(笑)。決勝はベストメンバーですよ。