FM2006/これが本当の「サンマリノ本物」(12)

 2008-2009シーズン開幕。
 いかん、補強で完全に後手を踏んだ……金が半端にあるのは良くないね。無いなら無いで、ボスマン狙い一本に絞って早くから動けたんだけど。
 A昇格で予算増額、選手獲得資金の増額を見越してボスマンルールによるフリー獲得を控える
 →実際獲得資金は増えたもののスーパーな選手を獲れる程には至らず
 →二線級の選手を獲る訳にも行かず(選手がダブ付くのはよくない)、半端な資金を残したままタイムアップ
 ……という最悪の結果に。結局、前年とほぼ変わらないメンバーでAを戦わざるを得なくなりました。

 いや、一人だけ、いい感じな若手選手が獲れそうだったんだけど……

 セリエBピアチェンツァのサブ暮らし、アンドレア・ピサーニ君(21歳)。マスコミに「サブは嫌だ」と不満を漏らす→
 ピアチェンツァはすぐスタメンにする構えなし、売却に応じそうな気配→
 「ピサーニ君はお幾らですか?」と問い合わせたところ、悪くないディスカウント価格。当然獲りに行く→
 将来有望な選手らしくオファー殺到、ついにはユーヴェやバイエルン・ミュンヘンまで参戦して大騒ぎに→
 価値に気付いたか、ピアチェンツァの態度が豹変。オファーを全て断る→
 しからば、とマスコミに情報をリークし揺さぶりをかける。「サンマリノが大金積んででもピサーニを欲しがってるらしいぜー」→
 ピアチェンツァの反応は当然「売りません」→
 移籍する気満々だったピサーニ君、報道を聞いてついにブチ切れ。「四の五の言わずに俺を売れ!」(これを期待してた(笑))→
 最後に一押し、再度「ピサーニ君はお幾らですか?」→
 ピアチェンツァ、降参。移籍オファーを受け入れる事を決定。→
 そこに、なぜかしゃしゃり出てきたビジャレアル(スペイン1部)。サンマリノと共にどちらのオファーもクラブは了承、後は本人次第→
 ピサーニ君、ビジャレアルを選択。移籍手続き完了。喜びの談話「デビューが待ちきれないよ!」→
 →orz

 ……アツかったけどさあ。これは凹んだよ。あーあ。
 そのピサーニ君の契約を見てみると……あれ、ああ、そーなんだ。そういう事ね。うっへっへっへ。
 まあ、1年預けといてやる。来年見てろよ。