あいこでしょ、あいこでしょ、あいこでしょ、あいこでしょ……

 ユーロ2006準決勝atアリアンツ・アレーナ
  ポルトガル 0 - 1 フランス
  フランスの得点:33min(p)ジネディーヌ・ジダン

 今日の観客席は、あの風貌は忘れもしない嫁さんがすんげえ美人なクリスチャン・カランブー氏でした。98年の時のメンバーね。

 開始早々、軽快なパスの応酬で果敢な攻め合い。と言うより、どっちもパス回しが速いんでお互いプレスが掛り切きらなかったと言った方が正しいか。
 ポルトガル、さすがに凸がいると違うねぇ、と思いましたさ。何がって展開力が。クリロナもイケてた。玉離れ良く、突破して囮になって上がってきた味方をフリーにする動きが効いてました。何故かブーイングが凄まじかったなあ。あいつ、フランス人に何かやったかね?

 だがポルトガル、時間を追うごとにどんどん苦しく。凸がマケレレビエラにきっちり抑えられるようになって、右行ったり左行ったり下がったりあれこれやってみても、ポジショニングが崩れてボールが回らず苦しくなるばかり。クリロナフィーゴのポジションチェンジも、一瞬慌ててたけど何事もなく対応されて効果なし。終いにゃ中盤全員手も足も出ず。セットプレーからチャンスは作ってたけど、あのデカブツ達相手じゃ分が悪すぎ(フランスは折り込み済みだろうし)。こうなるとクリロナも、やっぱこいつ判断悪過ぎwってなりますわな。ゴール前で拾ったセットプレーのこぼれ球をヒールパスする奴がどこにあるかと。
 ……ああ、もう一人いたな、そういう奴が。某アジアの国の代表チームのキャプテンやってるDFだったような。

 フランスも良くはなかったのよね。ポルトガルの守備はよく持ちこたえてたし、チャンスの数じゃフランスの方が少なかったぐらいで。
 ただやっぱり、PKになった場面も含めて、最終的には守備力の差だったかなあ。マケレレビエラテュラムギャラスのボックスって反則だってば。おまけにその前のジダンが一緒になって挟んで来るし!なんか時間経つにつれてプレスキツくなって来るし!
 最後、GKのリカルドが上がってきてしかもオーバーヘッドでいいボール放り込んだのはアツかったよ……いいなあこの人。何か見覚えあると思ったら、ユーロ2004で素手PKセーブ+自分でPK蹴って勝負決めたあの人じゃありませんか。
 リカルド・ペレイラ - Wikipedia
 いいなあ、この人……

 残るは決勝(と三決)。フランスはイエロー1枚、累積欠場がサハだけで済みました。これでネスタが微妙なだけのイタリアも含め、両方ほぼベストメンバー確定。アツいね。


 しかしですねえ、普段あんまりサッカー見ないでW杯だから見てるって人は、ここ最近の試合見てどう思ってるんでしょうね。いや、だってえらくマニアックな展開の試合続きじゃないですか。それこそ「SMスナイパー」並の。