FM2006/これが本当の「サンマリノ本物」(13)

 ( ゚д゚)ポカーン

 (゚Д゚;≡;゚д゚)

 2008-2009シーズン折り返し。
 ななな何でこんな位置に。上にいるのはもうインテルとユーヴェとミランとローマだけですよ。
 まあ、「ホームで勝ち、アウェーで引き分ける」を大体実行できて、かつ中位陣以下が潰しあってくれたからな訳で……これ以上は現状、さすがに無理です。上の4チームには勝てる気がしない。何とかなりそうな気配があったのはミランくらいかなあ……上4チームとの対戦は全てアウェーだったんで、ホームでどこまでできるかが試金石となりましょう。
 ともかく、うまく行けばチャンピオンズリーグが見えてます。最低でもUEFAカップ圏は死守したいところ。

 こんな感じの快進撃なので、他所のチームから監督就任のオファーも来ました。最初はボーフム(ドイツ2部)、次にオサスナ(スペイン1部)に。監督の首が飛びそうなパルマの時期監督候補として噂が立ったことも。マスコミに突撃取材されたので否定しておきましたが……
 監督のオファーを持ってくるチームは、監督個人の給料の条件のほか、「年俸総額はこれだけだけど、(状況が厳しいので)そちらさん次第でそれ以上もある程度融通します」「これだけあった補強費の金庫は空っぽだけど、監督交代で心機一転するために金かき集めてまとまった額用意します」っていう条件を出して来るのです。それ見る度に思うんですが、どこのチームも裕福なんだよなあ。ボーフムでもウチの倍の予算規模じゃないですか。何でこれで不振にあえぐのか解らん……

 そしてサッカー界のハッピー・ニュー・イヤーは、すなわちウィンターブレーク期間の移籍マーケット再オープンの合図。周りはもう札束が唸ってるビッグクラブばかりですから、仁義なき争奪戦が繰り広げられております。試合に出られず戦力外状態→いい選手にはオファー殺到→もう少し高く売れると気付いたクラブがオファー全拒否、要求額つり上げ→負けじと草々たるビッグクラブが再オファー……の無限コンボが各所で炸裂。しっかし、40億一括払いとか平気で出すんだもんなあ、あいつら。

 ウチもこの渦中に。いや、経営好調で増資してくれたとは言えビッグクラブに張り合える金なんぞありませんので、獲る方じゃなくて獲られる方で。
 スカウトが見つけてきたユースの少年、ステファノ・バルディ君(17歳)。「この子チョー才能あるっすよ!マジですって!」と猛プッシュしてくるもんだから、まあ端金で獲れるし獲っとこうか……と1年契約で獲得、とりあえずユースチームに放り込んでおく。半年経って気付いたら猛烈な成長ぶりで、このまま行けば来年はトップチームでも行けそうな位。

 そしてどこから嗅ぎ付けたか、インテルミランがオファー。これは断ったものの、契約切れまで半年となりクラブを通さず本人と直接交渉ができるようになった時点で、今度はローマがオファー。ちょ、おま、そんなビッグクラブに直接誘われたら、清く正しい青少年なら普通そっち行くべ!?
 相手が悪すぎる大ピンチに、こちらも急遽17歳としては破格の待遇の契約更新をオファー。同時にレンタルで修行させてくれるチームを募集、オファーを取り付ける。年俸と、即トップリーグデビューの道筋で対抗する。
 その後1週間、17歳の心が悩みまくっているのか動きなし。そして出てきた回答は、「サンマリノとの契約更新、レンタル移籍承諾」。
 危なかった……ったく、ビッグクラブは油断も隙もありゃしねえ。

 また、この季節はシーズン終了まであと半年ということで、前述のように夏で契約が切れる選手とのフリー移籍交渉が本人と直接できるようになる時期。いわゆるボスマンシーズン。
 こちらは現在、割と順調。ただDFのいい選手だけが見つからない……若くていいDFは世界的に人材難だし、いい選手はボスマンの前にとっとと契約更新しちゃうしねえ。GKも含めて、ここは札束積まないとだめかも。