「I’ve Budokan 2005 -Open The Birth Gate-」ライブレポート
いやー、右腕が死んで死んで。キーボードを打つのすら難儀するとはねー。マウスなら何とか大丈夫だったんですが。そんな訳で回復するまでなかなか書けませんでした。 では、微妙に「ふざけております」、でもそれはそれで真面目なレポート行きます。2chI'veスレに書き込んだ内容も一部流用しております。
女の子率、意外に大目でした。席はアリーナやや後目。タッパそこそこなので大丈夫かな、と思ってましたが甘かった。ステージ上はあまり見えませんでした。おかげで裸男ダンサーとかメイド服ダンサーとか、あんまりorz。左右の巨大モニターで見れましたけどね。あとブロックの端席だったのは不幸中の幸い。ブロックの間から割と見通せました。
セットリスト、入手が難しい曲というのはあまり無かったです。あってもTalk Jam、ガールズコンピ、とどめにテックジャイアンのCDを聞いてれば、ほとんどカバーできたはず。予習の機会はちゃんとあった訳で、上手くやったもんだと思います。 改めて見てみると、ガールズコンピ1〜3時代の曲が多いですねえ。
バンメンは自分にとっては「いつもの」という感じの、ハリー・勝さん・からあげ君以下のいわゆるKOTOKOバンド。ハリーがサスペンダーにネクタイでいつもと大違いなのが笑えました。というかみなさん歌い手と違って4時間ぶっ続けで演ってたんだから本当に、本当に乙でした。
オープニングは、これまでのI'veのCD/DVDのフラッシュバック。ガールズコンピの映像で、それぞれの表題作のメロディが流れたんですな。痺れました。
そして流れてきた、このイントロは……おおおおお!?
- ♯I MELL
- 1.砂漠の雪('02/コミケCD「diRTY GiFT」)2.FLY TO THE TOP('00/BLUE GALE「MAVERICK MAX」OP)3.美しく生きたい('99/ZERO「吐溜 -TRASH-」ED)
MELL様あああああああああ! 「砂漠の雪」いきなり来たああああああああ! シャウトカッコEEEEEEEEEEEEEEEEEEE! 火が!火が!
ああ、もうダメです。MELL様エロいよMELL様。美しすぎます。カッコ良すぎます。サビ引っ張りシャウトでアリーナ大沸きですよ。掴みはOK!もう初っ端からエンジン全開、素晴らしい切り込み隊長ぶりでした。
- ♯II SHIHO
- 4.Belvedia('00/Selen「DEEP ZERO」OP)5.Ever Stay Snow('00/Sweet Basil「SNOW DROP」OP)6.Birthday eve('00/Otherwise「sense off」ED)
おお、上手え!かっけええええええ! 何気にすんげー安定しててびっくりしました。実はライブ向きの人なのか? 曲目も文句ナッシング。代表作と言ったらこの3曲でしょう。あと入るとしたら「Kiss The Future」。難しいトコですね。
- ♯III 詩月カオリ
- 7.僕らが見守る未来('02/BLUE GALE「はじらひ」OP)8.Senecio('02/おねティイメージアルバム「Stokesia」)9.Do you know the magic?('04/Sirius「魔法はあめいろ?」OP)
……参りました。前6曲がカッコいい系でアツくなってた所で、思いっきり癒されました。繋ぎ絶妙。ほわわ〜と見事に骨抜きにされました。 つか、カオリンテラモエスw 一生懸命手振ったりとかあのトークになってない天然トークとか、危なっかしくて思わず「頑張れー!!」ってなっちゃいますよ。会場が一気にアイドルライブのノリになったような、これはもう彼女の資質だと思いましたさ。 そして「Do you know the magic?」! わははははははは!これイイ!最高! 「しとしとーあーめーふり♪」『あーめーふり!』のコールが自然発生するという恐ろしい状態に。変なノリ、最高潮。
- Guest♯I 彩奈
- 10.verge "Mixed Up Nakazawa Tomoyuki Style"('04/コミケCD「Mixed up」)※原曲・島宮えい子('00/Studio Mebius「絶望PLUS」イメージソング&ガールズコンピ2表題作)11.Last regrets ('99/Key「Kanon」OP)
滂沱その1。
- Guest♯II Lia
- 12.SHIFT -世代の向こう-('01コミケCD「SHIFT -世代の向こう-」※同CD収録の-Worl d Wide Mix-とのミックスVer.)13.鳥の詩('00/Key「AIR」OP)
滂沱その2。
折戸キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!! 第一声で声が裏返る折戸萌え。「楽器ができない作曲者」なのに、片手だけで一生懸命キーボード弾く折戸萌え。涙出てきました。死ぬ程練習したろうなあ……。あと、最後のアンコールの全員集合で出てくるとき、ビートたけし並の間の良さでコードにつまづく折戸萌え。 折戸さん、貴方最高です。ある意味今回のMVP。「楽器が出来ない〜」は実は中沢も同じなれど、そちらは上手くごまかしてたような(笑)。
ゲスト2人、流石でした。曲がどれも、何と言うか荘厳。圧倒されました。コールなんて要らない。清聴。 ところでお二方、「風の辿り付く場所」と「青空」は次の武道館でですかねー?
……中森明菜? いや、工藤静香か。顎が(ry 服はリノアですか? 茶髪じゃなくなったのね。イイヨイイヨー。美人さんだぁー。しかしMCで口を開けばカオリンと大差無いっつうのが(笑)。違いは頭のネジが1本飛んでるか5本飛んでるかで。 あとごめんなさい。何かピンと来ないなー、と思ってた「eclipse」、いい曲でした。ライブに合ってますねー。まみブラート、堪能いたしました。
- ♯V MOMO
- 17.Velocity of sound('01/ソフトウェアハウスぱせり「ソニックプリンセス」OP)18.DROWNING('02/ANIM「凌辱痴漢地獄」ED)19.philosophy('02/D.O.「家族計画」ED)
滂沱その3。 カコイイ「Velocity of sound」、ダークな「DROWNING」と来て……「philosophy」で落としますか。そう来ますか。泣ける。
- ♯VI 島みやえい子
- 20.砂の城 -The Castle of Sand-('03/ねこねこソフト「朱 -Aka-」挿入歌)21.Around the mind('00/ソフトウェアハウスぱせり「ファントムナイト 夢幻の迷宮2」OP)22.Automaton('04/CALIGULA「真説 猟奇の檻」OP)
えと、あの、どこの小林幸子ですか? レーザービームが凄かったです。この人をこの順番ってのは納得。「三番・長島」みたいな。先生ですから。トークはさすがに上手い。しっかり笑い取ってたし。やっぱりみんな「せんせーーーーーーーーー!」って呼ぶよな。そうだよな。
ここで、中休みでTalk JamM番外編。そして、 レニー・ハートキタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!! 本当に来るかい!PRIDE風でって会見で言ってたあれ、ネタじゃなかったのかよ!巻き舌コールでC.G Mix、中沢、高瀬登場!
ここで、この形で来るかーーーーーーーーーー! ヘドバン!ヘドバン!ヘドバンあるのみ。 ボーカルなし、舞台上全員男性。荒れ狂うアリーナの兄ちゃん達。ライブ中、最高に漢臭いひと時でありました。
- ♯VII KOTOKO
- 24.Collective('05/ガールズコンピ6表題作)25.涙の誓い('03/ivory「とらいあんぐるハート3 〜Sweet Songs Forever〜」OP)
千両役者、4番打者、満を持して登場。 「FUCK ME」から、叩きつけるように、ラフに歌う「Collective」への繋ぎは素晴らしかった。「涙の誓い」、いつかはライブで聴けるだろうと思ってたけど……いい。いい曲だわあ。
嗚呼、ステージ上にちんまい人が二人。MCが「素」って感じで賑やかで、いつもとは違うノリに。2人してお前ら雀の兄弟かと(笑)。 二人とも、ステージ上動きまくりでノリノリ。楽しかった。間奏の台詞も、ライブだとあんなにカッコ良くなるんだからなあ。
- ♯VIII 怜奈
- 27.Crose To Me… "Mixed Up Takase Kazuya Style"('04/コミケCD「Mixed up」)
あれ、「Isolation」じゃないのー?という声も多かったようですが、好きな曲なので自分的には無問題。
ここで、警告音ぽいエフェクト。すわ「Short Circuit」かと思いきや…… 『あーあー、あてんしょんぷりーず、あ〜てんしょんぷり〜ず』 おおおおおお!?
- ♯VII-2 KOTOKO
- 28.Change my Style 〜あなた好みの私に〜 ('01/BLUE GALE「コスって!My Honey」OP)29.Wing my Way ('02/TGL「ファーランド シンフォニー」OP)
はい、意識切れました。あー、コールやれと言わんばかりの曲なのになー。もう腕振り上げて乗るしかできませんでした。せっかくKOTOKO嬢が煽ってくれた「イャッフォウ!」も、前にずれて跳んじまいました。コンナンバッカダナorz Wing my Way、KOTOKOライブでやらなかったのは、こっちに持ってきたからなのね。
- ♯EncoreI I've Special Unit
- 30.See you -小さな永遠- ('03/ivory「とらいあんぐるハート3 〜Sweet Songs Forever〜」ED)
- ♯EncoreII
- 31.Fair Heaven(ライブ記念曲)
まさか、えい子先生がダダ泣きになってしまうとは……意外。もらい泣き。沸き起こる心からの「せんせーーーーーーー!」コール。MELL様のコメント“友達を幸せにしてくれてありがとう”、もらい泣き。普段からそういう言動の人だけど、人間ができてないとこういう所であの言葉は出ないっすよ。ええ人や…… 「See you」、みんなで大合唱。ええ、冗談じゃなく泣きました。泣きましたともさ。 そして終演後の「I've」コール。
粗を探せば、あるにはありました。 ライブ慣れしてない観客が多かったのか、立つ立たないとか手拍子とか、統制(コールが合ってるかとかそういう事じゃなくて)がイマイチだったのが一つ。まあこれは仕方ないですね。KOTOKOライブでも最近ようやくこの辺が固まりつつあるってぐらいなんで。 あと、これだけ歌い手が集結するんだからユニット曲やデュエット曲がもっと欲しかったなあ、というのが二つ目。「See you」はMELL&KOTOKOバージョンもぜひ聴いてみたいところです。まあ、このセットリストではそれらの入る余地はなかったかもなあ、というのも確か。 だからもういいです、細かい事は。そういった細かい粗を吹っ飛ばすような熱狂。それが全て。ステージの上も下も、みんなで一体になって燃え尽きた、素晴らしいライブだったと思います。