ゴリさーーーーーーーん!

 元名古屋の森山泰行、現在は東海リーグ2部のFC岐阜でプレー中。
 FC岐阜1000人計画に行って来た: 名古屋ローリングサンダー

試合前、ゴリ森山がメインスタンドにやって来て、管理人たちの座っているすぐ斜め後ろの席に着席した。森山は関係者席での観戦だろうと思っていたのだが、一般客に混じって普通に観戦するらしい。
ここで、まるで仕込みかと思うくらい面白いコントが発生。
キックオフ直前、高校生らしき少年3〜4人が森山の前に座る。
高校生たち、森山が背後にいるとは知らず、ピッチに並んだFC岐阜選手を見ながら、
高校生A「森山どこ?」
高校生B「あの11番じゃね森山」
後ろの森山「オレ今日、出場停止だから!」
振り向いた高校生全員( ゜Д゜)ポカーン

 和んだ。いい風景だなあ、これ。体の動く限りサッカーを続ける、って情熱は素晴らしいと思います。上位リーグでできなくなったからって、サッカーができなくなる訳じゃないもんね。こういう選手がもっと増えていいと思う。今は甲府で頑張ってる小倉なんかも、その境地に達しつつあるんじゃないだろうか。
 全盛期の森山は、そりゃもう凄かったもんです。名古屋での晩年はスーパーサブとして起用され、鬼のような決定率をたたき出しておりました。出場時間あたりの得点数でいえば、日本サッカー史上最高クラスなんではないでしょうか。ボールが来たら何が何でもゴールにたたき込む、彼のような選手こそ“ストライカー”と言うのです。
 こういう泥臭いFWって好きなんですよ。ガンツブランカの泥臭2トップだった95-96年のインテルなんて最高でした。その2人の後ろで攻撃を操るベニト・カルボーネがまたいい選手でねえ……今からは想像も付かない渋い攻撃陣でした。それでいて結構強かったのに、この年タイトルを取れなかったんで(+ボスマン時代到来)バカ殿がブチ切れて、今に至る毎年面子とっかえひっかえ時代が始まったのでした。